会津・安達太良エリア
火山が生んだ多彩な山と湖の絶景の地へ
福島県の中央部から北西部に位置する「会津・安達太良エリア」は、山形県、福島県、新潟県にまたがる磐梯朝日国立公園内にあります。火山活動で形成された山々が連なる一帯では、荒々しい山や湿原、大小さまざまな湖沼など、火山帯ならではの景色が見られます。
荒々しい山と美しい湿原が広がる景色
福島県の中央部から北西部に位置する「会津・安達太良エリア」は、山形県、福島県、新潟県にまたがる磐梯朝日国立公園内にあります。火山活動で形成された山々が連なる一帯では、荒々しい山や湿原、大小さまざまな湖沼など、火山帯ならではの景色が見られます。
多彩な表情の猪苗代湖と会津富士
「会津・安達太良エリア」にある猪苗代湖は、国内で4番目に大きい湖です。釣りや水上スポーツだけでなく、全国でも珍しい湖水浴ができる湖として、地域の人から親しまれています。猪苗代の1月の平均気温はマイナス2.4度。豪雪地帯に指定され、冬になると、エリアにあるスキー場は国内外からのスキー客で賑わいます。特に人気なのは、標高1,819メートルの磐梯山。会津富士の異名を持ち、会津地域に伝わる民謡にも登場する福島県の代表的な山の一つです。
穏やかな表磐梯と荒々しい裏磐梯
表磐梯と言われ、穏やかな表情を見せる磐梯山南麓には、初心者向けのスキー場から国内最大級のスノーリゾートまで、多くのスキー場が集まります。反対に北側に位置する裏磐梯は、火山ならではの荒々しさが感じられる地域。スキー場は自然の地形を生かしたコースが特徴です。それぞれの特色を見て、好みやレベルに合ったスキー場を選べるのが猪苗代の良さと言えるでしょう。
1年中人気の安達太良山
磐梯山から東北方面に車で1時間ほど行った場所には、磐梯山同様、火山活動で形成された安達太良山があります。日本百名山に数えられる安達太良山は、ロープウェイで気軽に山頂付近までたどり着けるとあって、夏山シーズンには山頂付近が人でいっぱいになるほど人気の山です。冬になると、中腹にあるスキー場がオープン。スキー競技大会にも使用される本格派のスキー場は、安達太良山の山容を眺めながら滑ることができます。また、スキー以外にもスノーシューも試してみてください。静まり返った雪原を歩く体験は、忘れられない思い出になることでしょう。
活火山が生んだ独特な温泉へ
活火山を抱える「会津・安達太良エリア」で、欠かせないのは温泉です。会津には、単一の自然湧出量で全国でも有数の湧出量を誇る源泉があります。10箇所を越す温泉地には、1日数組しか泊まることができないこだわりの宿から高層ホテルまで、さまざまな宿で温泉が堪能できます。一方、「安達太良エリア」では、山麓に広がる岳温泉が有名です。全国でも稀な酸性泉ですが、湯元から温泉街まで流れる間にお湯が揉まれて肌に優しくなると言われます。抗生物質のなかった時代に湯治のために多くの人が訪れたという岳温泉は、ウィンタースポーツで疲れた体を癒してくれるでしょう。
夜は郷土料理と日本酒で乾杯
福島県は米の生産地として知られる地域。美味しいお米はもちろん、名水にも恵まれ、古くから続く老舗酒蔵があります。福島の自然が育んだ米や野菜、そばを食べながら、日本酒を一杯飲むのも旅の楽しみ。猪苗代、安達太良エリアは、東北新幹線の郡山駅から電車やバスで行ける場所です。日帰りスキーも楽しめますが、スキーの後は、福島の郷土料理と日本酒で、冬の長い夜を楽しみたいですね。