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宮城蔵王・鳴子エリア

樹氷や雪の回廊で冬の神秘を実感

宮城蔵王・鳴子エリア

「宮城蔵王エリア」は、山形県と宮城県南部一帯に広がる蔵王連峰の東側、宮城県側に位置します。宮城蔵王には、蔵王連峰のシンボルとも言われる「御釜」があります。「鳴子エリア」は、宮城県でも北西部に位置する地域。奥州三名湯の一つとされる「鳴子温泉」を含めた「鳴子温泉郷」が有名です。

蔵王連峰のシンボル御釜へ!

「宮城蔵王エリア」は、山形県と宮城県南部一帯に広がる蔵王連峰の東側、宮城県側に位置します。宮城蔵王には、蔵王連峰のシンボルとも言われる「御釜」があります。「御釜」は蔵王連峰の中央部で最も標高が高い1,550メートル付近にある火口湖で、条件によって色が変わることから「五色沼」とも呼ばれます。春から秋にかけては車やバスで簡単に行くことができますが、冬季は御釜に行くための道路「蔵王エコーライン」と「蔵王ハイライン」が閉鎖されます。そのため、冬に御釜に行くには、スキー場や旅行会社が企画するツアーに参加することになります。

蔵王連峰のシンボル御釜へ!

手つかずの自然の中で樹氷を鑑賞

蔵王で有名なのは、御釜だけではありません。特に冬の間人気を集めるのは、怪物のように見えるためにスノーモンスターとも呼ばれる「樹氷」です。樹氷は、自生するアオモリトドマツの葉や枝に氷と雪がついてできる自然現象で、1月から3月初旬にかけて形成されます。樹氷は山形蔵王でも見られますが、山形蔵王と比べて宮城蔵王は混雑が少なく、手つかずの自然の中、樹氷を鑑賞できると言われます。宮城蔵王ではロープウェイなどの設備がないため、雪上車で樹氷を見に行くツアーが人気です。雪上車で樹氷を見て回った後は、樹氷を見ながら深雪の中を滑り降りるキャットツアーやバックカントリーツアーに参加するのもおすすめです。

手つかずの自然の中で樹氷を鑑賞

数メートルに達する雪の回廊

春になり、山形県と宮城県をつなぐ蔵王エコーラインと蔵王ハイラインが開通すると、除雪によってできる雪の回廊が見られます。雪の回廊は、積雪が多いと10メートルに及ぶことも。エコーラインが開通する前の5日間は、雪の回廊を歩いて見学できる雪の壁ウォークイベントを開催。麓の村や町では桜が咲く中、道路脇にそびえ立つ雪の壁は圧巻です。

数メートルに達する雪の回廊

多彩な泉質と豊富な湯量の鳴子温泉郷

「鳴子エリア」は、宮城県でも北西部に位置する地域。奥州三名湯の一つとされる「鳴子温泉」を含めた「鳴子温泉郷」が有名です。泉質が多彩で湯量が豊富な鳴子温泉郷には、日本にある11の泉質のうち、9種類が集まると言われます。エリア内には、季節によって色が変わる強酸性のカルデラ湖「潟沼」、鳴子の名産品として有名なこけしが見られる「こけし館」、20メートル近く吹き上がる「かんけつ泉」など、特徴のある見所がたくさんあります。

多彩な泉質と豊富な湯量の鳴子温泉郷

鳴子は穴場のスキーエリア

鳴子エリアは冬になると、2メートル近い積雪を記録。スキー場には、家族連れからプロスキーヤーまでスキー客が訪れます。スキーシーズンは、例年12月から4月まで。豊富な積雪量にも関わらず、比較的混雑しない穴場のスキーエリアです。

鳴子は穴場のスキーエリア

観光もスキーも欲張りな冬の旅を

宮城蔵王へは、仙台駅を起点として、バスで約1時間10分かかります。スキーシーズンには、仙台からの直通バスの他、麓の遠刈田温泉からの送迎バスを運行するスキー場もあるので、興味のある方は運行期間や時間をチェックしましょう。一方で、鳴子エリアには、東北新幹線の古川駅から陸羽東線に乗り換えて鳴子温泉駅まで約50分。その後、路線バスなどでスキー場に行くことができます。宮城蔵王も鳴子エリアも、行くからにはエリアならではの観光スポットを巡りながら、数日滞在すると良いでしょう。

観光もスキーも欲張りな冬の旅を

Your Winter Wonderland

手つかずのパウダースノーにシュプールを。
この醍醐味は東北ならでは。

アクセスマップやゲレンデマップも掲載されたパンフレットをPDFでご覧いただけます。

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