八甲田・白神エリア
青森が誇る世界遺産と樹氷の迫力を体感
本州最北端にある青森県の人気観光スポットが集まる「八甲田・白神エリア」。日本百名山の一つである八甲田山は、青森県のほぼ中央に位置しています。湿原や沼、300年の歴史を持つ「酸ヶ湯温泉」、日本三秘湯「谷地温泉」などの温泉が点在しているエリアでもあります。
秘湯・名湯が点在する「八甲田山」
本州最北端にある青森県の人気観光スポットが集まる「八甲田・白神エリア」。日本百名山の一つである八甲田山は、青森県のほぼ中央に位置しています。八甲田山は1つの山を指す名前ではなく、標高約1,585メートルの主峰「大岳」をはじめとする高田大岳や小岳などの北八甲田、櫛ヶ峰といった山々からなる南八甲田連峰で構成される火山群の総称です。八甲田山は高山であるだけでなく、湿原や沼、300年の歴史を持つ「酸ヶ湯温泉」、日本三秘湯「谷地温泉」などの温泉が点在しているエリアでもあります。
世界自然遺産「白神山地」
一方、白神山地は青森県中津軽郡に位置し、秋田県との県境にある約13万ヘクタールにも及ぶ広大な山岳地帯です。白神山地は、 1993年に日本で初めてユネスコ世界自然遺産に登録されました。約8000年前から続くブナの森には、たくさんの生物が生息しています。
四季の移ろいを感じるブナ林
散策から登山まで多彩なコースがある白神山地で、本格的な登山が不安という方は「岳岱自然観察教育林」で原生的なブナ林の雰囲気を味わうことができます。一番の見どころは、白神山地のシンボルとなっている「400年ブナ」。森には車椅子でも通れる散歩道があり、春・夏・秋と違った表情が楽しめますよ。
スキー場で必見の「樹氷」
このように山の多い八甲田・白神エリアをはじめとする青森県は、山と海に囲まれた地形から冬は雪が積もりやすく、日本有数の豪雪地帯でもあります。そのため、ウィンタースポーツも盛んで、上質なパウダースノーは国内外から注目され、人気を集めています。八甲田山ではハイシーズンには樹氷も現れます。樹氷とは過冷却した霧粒や雲粒が樹木に吹きつけられて凍ったもの。樹木が完全に覆われた巨大な樹氷「スノーモンスター」は圧巻です。例年1月～2月頃が見頃です。雪国ならではの景色を堪能しながら、ロープウェーの空中散歩を楽しんだり、スキー場では樹氷の間をスキーやスノーボードで滑走したり、スノーシューを履いてトレッキングをしたりと遊び方もさまざまです。
春までスキーが楽しめる
また、この八甲田エリアには4〜5月ごろまでスキーができるスキー場もあり、春でも雪を楽しめるチャンスがありますよ。八甲田山へは青森駅から八甲田ロープウェー山麓駅までバスでおよそ60〜80分、白神山地へは青森県の主要駅のひとつ弘前駅からビジターセンターまでバスでおよそ55分で行くことができます。
四季を通して観光の魅力満載
青森県の中央から南部の広い範囲に広がる八甲田・白神エリアなら、どの季節にいっても青森の雄大な自然の魅力を感じることができます。春は青森を代表する景勝地「奥入瀬渓流」で迫力ある滝を楽しみ、夏は白神山地でトレッキング、秋は八甲田山で紅葉狩り、冬は温泉やスキー場で雪や樹氷を堪能するなど、四季それぞれの魅力を味わってみてください。
